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ジグ・ノート

備忘録のような形でつらつらと…

チョコレート・ドーナッツ


『チョコレートドーナツ』予告編 - YouTube

 

横浜は黄金町にある「ジャック&ベティ」という映画館へ。またぞろ友人に勧められた映画を見にきた。まずは、その映画館そのものに風情があった。風情というか意志のある映画館だった。

 

シネマ ジャック&ベティ (港町キネマ通り)

 

そこで見た映画は、上に貼付した予告編にある通りのものだ。実は紹介されたものの、俺は子どもや犬などの弱いものが辛い目に会う物語というのがあざとくて好きではない。もしここにゲイのカップルという要素がなかったら、決して見に行きはしなかったろう。

 

色々あり裁判の過程で関わりを持つことになる黒人弁護士が「ここへ来るまでに、何人もの白人弁護士に断られたわけだろう?」と言う。「マイノリティの俺にだったら、分かってもらえるっていうことか?」と言う。

 

そして

 

苦渋に満ちた表情で「この世に正義なんてないな」とゲイカップルの片割れの弁護士がそう呟く。その彼に「ロー・スクールで習わなかったか?…それでも戦わなくちゃならないんだ」と黒人弁護士が言う。

 

そして

 

原題が『Any day now』であるということは知っていた。それがボブ・ディランの『I shall be released』の歌詞から採られたものだということには気付いていなかった。ご丁寧に辞書まで引いて「…いつでも」…ふんふん…なんて感じだった。

 

ゲイカップルの片割れ、ドラッグ・クイーンとして口パクで歌うことを仕事にしていた彼が認められてステージで歌う。その歌がディランの『I shall be released』であることに気付いた時、そして片桐ユズルの訳詞による「ワレ解放サルベシ」というくだりが歌われた時…うん、震えた。

 

この物語は1970年代の話で、そして周知の通り、アメリカはその後、憲法修正14条、所謂平等条項に照らし合わせて世の中を変える方向に進んできた。

 

アメリカという国は、大国としての様々は問題は山積であるし、功罪で言えば罪の方が勝る存在ではないかと思うことの方が多いのだけど、その意味で彼の国には、ある種の清々しさがある。

 

それに引き換え…。

 

追記

 

アメトーーク!! 腹立つ芸人で小籔が語る「夢は叶わない」が正論すぎて話題 - NAVER まとめ

 

このまとめを読んで思ったこと。小籔は面白いし好きだ。にしても、「夢が叶うか叶わないか」と「世間がジャングルでその備えをすべきだ」という論旨は、両立する。マスコミが「夢が叶うと吹聴するから、ジャングルへの備えを怠る若者が増える」わけではないだろう。

 

この映画のマルコは俳優志望のダウン症児だ。