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ジグ・ノート

備忘録のような形でつらつらと…

水とビタミン

雑感 音楽

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新年早々、友人のライブに誘われた。ストーンズが好きでギターを弾き始めた彼は、高校のフォークソング部でバンドを組み、ストーンズは勿論、Charや高中をコピーして文化祭で演奏していた。彼のことは以前にも紹介したことがある。

 

ひとりでポツポツとフォークギターを弾いていた俺は、そんな彼らの演奏をステージの下から見上げていた。クチが悪く、やがて酒癖も悪いことが分かる彼は、自由にスケールを上下して、どうすればあんなふうにギターが弾けるのかと思いながら、ポカンと見上げていたのだ。

 

プロになっちゃえば良いのに。そう言われなかったわけでもないし、そう思わなかったわけでもないだろうけれど、アメリカの大学院に留学し、帰ってくるとフリーランスで起業した。

 

しばらく関係が途切れていたのだけれど、Facebookで繋がるとライブの告知が入ってくるようになった。同窓会のような感じもあって、古くからの友人たちと声を掛け合って集まった。彼のフレーズは、ギターの音は何も変わっていなかった。変わったところといえば、彼の息子がベーシストになっていたことだ。

 

プロも混じっての演奏はレベルも高く、そして俺は思ったのだ。俺にとっての音楽はビタミンだ。ビタミンに過ぎないと言っても良いのかもしれない。必要だけれど無くても死にはしない。彼にとっての音楽は、もっともっと彼自身の存在に根差している。「水分」かもしれない。なければ死ぬ。

 

じゃあ、俺にとっての「水分」は何だろう?そんなことを考えながら彼の演奏を聞いていたのだ。拍手をした。バーボンウイスキーのソーダ割りを呑みながら。取り敢えず、アーリーのソーダ割りはとても美味かった。