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ジグ・ノート

備忘録のような形でつらつらと…

ブラームスはお好き

雑感 音楽

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サガンの小説の題名としか認識していなかったブラームス。そもそもクラッシック音楽を聞く文化的土壌というものがない生育歴だった。家にある音楽関係のものといえば、ポータブルのレコードプレーヤーだけだ。そう書いてもお分かりいただけないだろう。その向きは、グーグルで画像検索していただきたい。

 

そこに『黒猫のタンゴ』とか『狙いうち』とかを聞いていたわけだ。それが、よしだたくろうを聞くようになり、ビートルズを聞くようになり…ギターを弾き始めるとなんだか音楽好きと周囲に思われるようになりはしたが、その実は、楽譜も読めはしないような「お里が知れる」底の浅いものだとは、他でもない俺がよく知っている。

 

しかしそのレッテルとは恐ろしい物で、本物の音楽好きの方にホームコンサートに招待してもらえるようになった。最初は、意味が分からなかった。「家」で「コンサート」をやるから、若し時間が合えばお越しください…???

 

お子さんが音楽家としてそれぞれ国外で暮らすようになりご夫婦だけでは広くなったリビングを、吹き抜けに改造したのだと。そこでちょっとした演奏ができるようになったのだと。

 

最初は金管の四重奏、次はクラリネットとピアノ、今回はビオラとピアノだった。曲はブラームスを中心にとのことだった。

 

最初に書いた通り、ブラームスなんて聞いたことがなかった。それがある曲の最初、ビオラがピアノの旋律に合わせて音を出した瞬間に、俺は涙が流れたのだ。

 

息のような音のような、そして俺の鼓動と合っているような、地場の鼓動と合っているようなその音を耳にした時、思わず涙が流れたのだ。そして止まらなくなったのだ。

 

そんな経験は初めてだった。それからずっと、ブラームスのCDを探している。同じような経験をしたくて探している。