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ジグ・ノート

備忘録のような形でつらつらと…

久生十蘭全集

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久生十蘭夢野久作は、俺が大学生の頃、ちょっと大きめの書店に行くと全集の棚にどこでも在った。どちらも三一書房だったけれど、夢野久作のおどろおどろしい背表紙のロゴに対して、久生十蘭はヨーロッパ風のゴチック風のペダンティック風な作りだった。

 

その頃、良く読んでいた橋本治久生十蘭を薦めていたので、読んでみた。読んでみて驚いた。その彫刻刀で文を刻むような表現と、対象を突き放したような距離感が好きだった。

 

あの頃、石川淳の全集をポツリポツリ読み、夢野久作の全集を読み、久生十蘭の全集を読んで、まだ時間にお釣りがあった。

 

その後、国書刊行会から『定本 久生十蘭全集』として、一冊ほぼ一万円で、全11巻刊行された。丁寧な作りで、どうしたって全部手にとって読みたくなる。

 

河出書房新社の『田村隆一全集』も全6巻だ。

 

あの頃だったら買えなかった。今は、無理すれば買えるけど読みきる暇を捻出するのに苦労する。

 

俺はもう眠らない。哀川翔風に言えば、「昼また昼でダブル太陽」だ。それでオッケーか?