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ジグ・ノート

備忘録のような形でつらつらと…

大波・小波

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先週の日曜日は、台風の影響でサーフィンは叶わなかった。その前日の土曜日はうねりが強く、良い波が寄せてきた。俺はまだまだ初心者だけど、風にあおられて砕ける大波が良い波ではなく、底の方からうねってきて盛り上がる波が良い波らしいということが最近わかってきた。

 

その波が先週の土曜日に来ていた。そして今日の午後、先週の土曜日に増して、大きな良い波がやってきた。

 

その波に乗るのは容易なことではない。その波に乗ろうというポイントに辿り着くことすら容易なことではない。俺が生まれて初めて連れて行ってもらった時の波が、今日のような大きさだったような気がする。

 

ポイントに行こうとパドリングを続ける。大きな波が目の前に迫って来る。身体を大きく反らしてやり過ごそうとする。ボードの先が波に少し沈んで、大きくあおられる。それでも、完全にひっくり返されることなく波が行き過ぎる。飛沫が霧のように顔にかかる。

 

その波に2時間かけて、3回ほど乗った。あれに比べると、今まで乗ってきたのは波乗りの練習をしてきたというだけに過ぎないのじゃないかと思えるほど、ものすごい体験だった。

 

ボードが走り出し、かろうじて立ち上がることが出来た時、俺は自分が恐ろしく高い所に立っていることに気付いた。初めて乗馬をした時、二階から見下ろしているかのような錯覚を覚えたが、それと同じくらいの高さだった。何人か他のサーファーが次の波を待って浮かんでいる。その傍らを立ち上がった俺が滑り降りる。

 

今までのように波打ち際での波乗りではなく、少し沖まで出てのそれだった。これまでになく長い時間、波の上に居た。

 

あの高さ、尋常じゃない。これは病み付きになる。

 

その代償は、今だ。全身が疼痛に包まれている。またしても瀕死のサイヤ人だ。