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ジグ・ノート

備忘録のような形でつらつらと…

旅の記憶6

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最も古い旅の記憶は越後湯沢への家族旅行だった。俺の家族と母の妹弟も一緒だった。夏の越後湯沢の国民宿舎に泊まった。車を持っている…運転免許を持っている大人が皆無の旅だったから、宿舎の周りを散歩したりとそんな旅だったのだろう。

 

近くの川で泳いだ。

 

思い出した。その前の年、小学校4年生くらいだったろうか俺だけが叔父の家族と一緒に、その越後湯沢へ旅行をしたのだった。温泉に入り、川遊びをした。その話を聞いて、じゃあ家族で行こうじゃないかということになったのではないか。

 

その川で俺は溺れそうになった。透明度の高い川で10メートルほど先の水中に岩が沈んでいるのが見えた。あの岩の上に立てばいい。そう思って泳ぎ始めた。俺は蹴伸びができるだけだったのだ。川の流れを侮ってはいけないとはこのことで、俺は目標とする岩に辿り着けず流された。もがきながら「助けて」と叫んだ。声が小さくて誰にも気づかれなかった。ひょんなはずみで川岸に打ち上げられた。だから今こうしてブログを更新している。

 

越後湯沢でタンデムの自転車を借りた。二人乗りなんか出来なかったけど、坂道だったら大丈夫だと思った。妹を後ろに乗せて派手に転んだ。火が着いたように妹は泣いた。

 

母の弟は喧嘩早く、帰りの列車の自由席の為に並んでいた俺たち家族の前に横入りしたしないで喧嘩になった。父はだまり、母は弟に怒った。

 

 

あれ以来、家族で旅行なんかしたことがないまま、父は逝ってしまった。悪いことをした。自分のことばかり考えてないで、旅行にでも連れて行ってやれば良かった。そんな当たり前のことを改めて考えた。