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ジグ・ノート

備忘録のような形でつらつらと…

旅の記憶3

雑感

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草津の温泉街にある旅館で年末年始の20日間、泊まりこみでアルバイトをした。その時のことは以前書いたことがある

 

それは大学1年の頃だったと思う。俺にとっては十分な旅だった。冗談のように思える雪に包まれた中、同室の男性が買ってきてくれたホワイトを毎晩飲んで眠った。

 

大晦日と正月は宿も満室で、俺ひとりでも100人分以上の布団の上げ下ろしをした。もう一生布団では寝るまいと思った。

 

仲居としてバイトをしている女の子たちと合コン的に飲み会をしたこともあったっけ。カラオケとかに行ったんだったろうか。

 

社長の知り合いの誰それさんが、家の雪下ろしを手伝ってくれないかという頼みを、古株のバイト君が引き受けてきて、俺も誘われた。「めちゃくちゃ金持ってるから、絶対1万はお礼くれるぜ」なんて言われて、バイトの合間を縫って雪下ろしをし、ま、お礼はなく、俺たちは「あの〜」も言い出せずに照れ笑いしながら帰ったってこともあった。

 

朝、新聞のテレビ欄をコピーしたものを部屋のドアの隙間から差し入れていくっていうサービスも俺たちの仕事だった。「隙間が狭くて入らなかったらマスターで開けちゃって」そう言われていたから、言われるままにある部屋でドアを開けたら、中でカップルがキスしていたってこともあった。俺は本当にそう言われたんだ。いずれにしてもカップルさん、ごめんなさい。更なる極端な非常事態でなかったことを幸いに思う。

 

 

旅館の入口の脇に小部屋がある。予約の入ったお客が着きそうな時間前にそこで待機して、着くと「お着きで〜す」とか言いながらワラワラと迎えに出る。ケラケラ笑いながら働いていたような気がする。いい加減なバイトだった。

 

以前書いた通り、朝食はキンピラゴボウと生卵一個だけだったけど楽しかった。バブル前夜の頃の話だ。