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ジグ・ノート

備忘録のような形でつらつらと…

ラジオ体操

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今は4時30分とかに起きて、自転車でひとっ走りなんてことをしている俺だが、小学生の頃から大学生に至るまで、凡そ「学生」という肩書きが付く時代には、朝寝こそが休日の特権とばかりに、布団が天国だった。

 

トランジスタ・ラジオを寝床に隠し持っていた頃の話は、以前書いたことがあるけれど(ヒグラシ)ラジオを聞いているだけではなく、寝床の中の夢想は留まることを知らなかった。雀を捕まえる罠さながらに、監視カメラで確認しながら、スイッチを押すとマンホールの蓋が落ちて、気に入った女の子を捕獲できる。マンホールの下には俺が作った秘密基地があるのだ…まったく同じ事をみうらじゅんがマンガにしていたのを読んでびっくりしたことがある。

 

そんな俺は、朝6時に公園に集まるなんていうことの意味が分からなかった。そこで何が行われているのか、さっぱり分からなかった。ハンコを押してもらって、ある程度になると牛乳がもらえる、ジュースがもらえる…それで?

 

朝早く起きてしなければならないことには、激しい抵抗を感じる俺だった。だから釣りも野球もゴルフも興味がなかったし、今もない。その俺が、早起きだけは苦にならなくなった。だから4時30分に起きて、海まで自転車で走り、海水浴場として規制される8時までサーフィンをして9時には何くわぬ顔で出勤していたりする。

 

問題は「早起き」だったのではなくて「ラジオ体操」だったのだ。「正しいことをしている」という折り紙が付くことに対して照れていた俺だったのではないか?「正しいこと」は、多くの少年たちから夏の早朝の喜びを奪っていたのではないか?