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ジグ・ノート

備忘録のような形でつらつらと…

ドライブ感

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会議に出ていても退屈でアクビを噛み殺す。久しぶりの仲間と会っても、今までのような高揚感がない。そのひとつひとつに理由を探して、「結局、MCが全部おシャカにしてるんだよな」とか、「あの頃とはそれぞれが抱えている状況が違うんだよな」とか結論付ける。

 

俺の話だ。

 

そしてどこまでも青い空を見上げて、「あぁ、早く週末にならないかな」と。「週末に海に入りたいな」と願ってみる。

 

ドライブ感。それが全てだ。自転車に乗って、坂を走り降りる。コーナーを回る時、身体を倒す内側のペダルは上げておく。即ちヒザを曲げておくということだ。伸ばした状態で内傾し、ペダルをアスファルトに擦り付ける。擦り付けて火花を散らすこともあった。

 

それは少年時代。

 

今は、ヒザを曲げてペダルを上げる。その時の遠心力に振られる感じと、タイヤがアスファルトを噛んで行く感じ。そして、下り坂で更に踏み込んでスピードを上げていくドライブ感。

 

まだまだ全然上手に出来ないけれど、迫ってくる波を肩越しに見ながら、パドリングでスピードを上げる。うねりの腹に乗っかってボードがスピードを上げていく。そのテイクオフの瞬間。

 

テニスラケットの真芯でボールを打ち抜いた時の、当たったのか当たらないのか分からないような突き抜けた感じ。

 

例えば『悪魔を憐れむ歌』のような繰り返しの曲を、気心の知れた仲間で演奏していて、ふと意識が飛んで軽いトランス状態になったような時。

 

(経験したことはないけれど)フェラーリでシフトダウンしながらスピードを上げていく時のあの感じ。

 

そんなスピード感がなければなぁと。そうやって幾つものドライブ感を数え上げて行きながら、いつもの調子を取り戻す。

 

俺がドライブすれば良いんだ。鹿爪らしい会議のさなかでも、勝手にな。