ジグ・ノート

備忘録のような形でつらつらと…

実家の黒電話

f:id:jerryrollsunny:20130506115650j:plain

 

先日の記事に続いて、またも実家関連の話。

 

写真は実家で今でも使っている黒電話だ。何というか恐ろしいほどの年代モノだ。俺が物心ついた頃、40年は使われ続けている電話だ。この左側が玄関になっていて、玄関の脇には二階へ上がる階段がある。

 

俺は、この電話の前に丸いスツールを置いて、そこに腰を掛けて長電話していた。ある日、ふと見るとこの受話器そのものがない。妹は、この本体ごと裏のガラス戸の奥を通して、階段の一段目に置き、階段に腰を下ろして長電話していた。

 

なんというか、そっちの方がずっとプライバシーを守れる。この電話はリビング、食卓の傍らにあるのだ。器用なことを考えることだと思ったし、受話器ごと動かすなんてアメリカ映画のようだなんて思った。

 

知り合った女の子の電話番号を聞き出しても、「家の人が最初に出るよね?」とか気にしていたなんてことを、笑い話のようするようになってからも、もう随分と経った。

 

「9時ちょうどに、一回鳴らして切るから、次、絶対出てよ」なんてね。

 

言うほど女の子と話したわけではないけれど、いずれにしても、この電話越しに、あんな話やこんな話をしたのであった。