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ジグ・ノート

備忘録のような形でつらつらと…

そして、スクール

雑感 映画 サーフィン

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早朝(6時台!)の電車を乗り継いで、ディバッグにバスタオルとビーサンだけを詰めた俺は、目的の地に降り立った。降り立って、いつものように後悔した。止めとこう。帰ろう。

 

20歳の頃なら本当に帰ったかも知れない。しかし、俺はもう厚顔無恥のオーバー50だ。誤解なきよう。50歳以上一般が厚顔無恥だというわけではない。俺が50を越えて、この技を身につけたということだ。

 

かねてグーグルマップで検索した通りの店構え(ビーチクルーザーが並び、向かいには駐車場)、入口の引き戸は開け放たれて、ガランとした店内が見通せた。奥にウエットスーツが、セレブのクローゼットに並ぶワードローブのように何十着も吊るされていた。

 

白髪交じりの男性がひとり、既にウエットスーツに着替えて、ソファーに座っている。軽く会釈を交わして、また辺りを見回すと、受付のお嬢さんがふわふわとした雰囲気で奥から歩いてきて「おはようございます」と声を掛けてくれた。

 

その瞬間、ココナッツの甘い香りがした。その時までは、インターネットで検索した織り込み済みのものしか目には入らなかった。その甘い香りが強烈にリアルで、俺は自分が本当にサーフィンを習いに来たのだということを実感した。

 

ビーチクルーザーにロングボードを積み、決して若くはない生徒が3人、明らかに人生がこれから始まるというインストラクターに連れられて海に行く。

 

海には、決して若くない俺たちのサイドの人間とおぼしき人々が結構いた。「最近、覚え初めのオヤジが多くて、納得できるライディングが出来ないんだよね。邪魔だよ」という血気盛んな若者の声を、自分がサーフィンをしない言い訳として仮想していたものだから、これは随分ホッとした。

 

遠浅の海で、俺はインストラクターにテールを押してもらい、波の上で何度も立つ練習をした。良い感じで立てたのは2度くらいだろうか。でも、教わると修正箇所が分かって良い。

 

また、今日もあっという間に2時間が経った。

 

やはり、気長にこの遊びと付き合っていきたい。そう思った。家に帰ると、「日焼けしてる」と妻に言われた。まだ4月の曇天だったのに。