読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ジグ・ノート

備忘録のような形でつらつらと…

積ん読

f:id:jerryrollsunny:20130327122810j:plain

 

知識欲は限りなく。かといって消化できる絶対量に限界はあり、いきおい本は読了されないままに積まれて行く。それでも構わないと思いきれるほど健康ではない。積まれた本の堆積は、マイナスの地場を形成し、俺を苛む。

 

中学3年ぐらいの頃のように、海綿体が水分を吸収するような貪欲さで読書に淫した日々を憧れと共に振り返ったりする。

 

しかし、実際の当時は「読んだふり」をするという自意識の自家中毒のような状態であり、今まで一度だって、夢中になって本に溺れたことなんてなかったことにも思い至る。当時は、単純に本を購入する資金が乏しかったので、自ずから生まれる欠乏感というものだったのだ。

 

本当に夢中で読んだのは、父が買ってくる『週刊文春』の「淑女の雑誌から」と『週刊新潮』の「黒の事件簿」を始めとするエロチックな記事で、それを思い出す度に、実際の経験がなくっても、イマジネーションで補うという読み方の無限の可能性を確認するのだけれど…。

 

これはもう仕方無い。この不全感を飼い慣らして、少しずつ進んで行くしかないのだ。