ジグ・ノート

備忘録のような形でつらつらと…

私的冬の過ごし方

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床暖房の家を訪問すると、その居心地の良さに(多分言葉の使い方は間違っているのだが)「慄然」とする。

 

引き換えて俺の家は寒い。日当たりが悪い上に、暖房設備が貧弱だ。かてて加えて、最近訪れた犬が何か外の気配を気にしているので、勝手口を少し開けてある。そこから文字通りの隙間風が入り込む。

 

俺は炬燵の導入を強く主張しているのだが、居間が狭くなるという理由から議題にも取り上げてもらえない有様だ。

 

ストーブはエコロジカルな観点から18度を上限とされている。

 

俺の家は寒い。厚着で防衛だ。そして風呂に入ったらすぐに布団に入る。布団に入ったら、吸い取るように紙パックの合成酒を流し込む。そうすれば身体は温まる。温まったら眠る。眠れば日が出る。そしてやがて春が来るのだ。

 

思い出してみると、学生時代に下宿していた六畳一間のアパートは、窓がサッシではなく、いわゆる木枠で鍵がねじ式であるようなものだった。やはり隙間風が酷かった。吹雪の翌朝、目を覚ますと枕元に軽く雪が積もっていたくらいだ。

 

昔、雪山の中でイグルーを作って眠ったことがある。イグルーとはイヌイットの家だ。カマクラのようなものと思ってもらえれば良い。狭い所に四人並んで寝た。ありったけの衣服を着込んで、その上から寝袋を被っても寒い。寒い上にワインを呑んだ。ワインを呑んでトイレに行きたくなる。辺りは雪山だ。夜中なんて、そこらじゅうがトイレみたいなものだが、外に出ると身体が冷える。身体が冷えると眠れないものだということをその時に知った。

 

俺の家は寒い。そして冬はまだまだこれからだということを知っている。