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ジグ・ノート

備忘録のような形でつらつらと…

見えないものが見える 会えない人に会える

雑感

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スカイツリーに登るツアーのようなものがあり、抽選で何名様をご招待。そんな企画に妻が当選した。当選したのは良いが、昼間家を空けてしまうと、最近来たばかりで、漸く夜鳴きも収まって来た仔犬が可哀想だ、そんな逡巡があったらしい。

 

その問題は、次男が学校を休んで、家でゴロゴロしているという形で解決したようだ。それは構わない。毎日毎日学校へ行くばかりが真面目というものを測る規矩ではないはずだ。

 

その次男がそして不思議なことに出会ったという話だ。

 

この犬は、ウチに貰われてくるまで大阪で飼われていた。その老夫婦が、もうこれ以上体力的に飼い続けることは出来ないというので、新幹線に乗って届けられたのが、ほぼ1ヶ月前だ。

 

今日、次男が散歩していると、見知らぬオジサンに擦れ違い、その瞬間、犬が地面に伏して動かなくなったのだという。

 

「ほら、今日、学校休んでいるし、ジャージ姿だったし、あまり人に会いたくなかったから、サッと通り過ぎようとしたんだよ。そしたら、バッと伏せちゃって、その人に飛びかかろうとするんだよ」

「何か、犬を飼ってる人か何かで、匂いでもしたんじゃない?それか大阪に行く前にもともと飼われていた人とか」

「それだったら俺は分かる。その子の親は知ってるし。それでね、どういう意味か分からないけど、通り過ぎた時そのオッサンが、『ふん…分かったか』って呟いたんだよ」

 

犬は一般にそうかも知れないけど、虚空に向かって突然吠えたりすることがある。俺には見えないものが見えて居るのかも知れない。そのオッサンは、この犬に何が「分か」られたというのだろうか。この時空から少しずれた所に存在している人なのかも知れない。