ジグ・ノート

備忘録のような形でつらつらと…

JBと清志郎、あとミック・ジャガーがちょっと

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へこたれて甘えそうになる時、例えば、ふと知り合った爺さんが会社役員で、いざとなったら黄門様の印籠をかざすようなことをしてくれないかなんて妄想する。憧れの職業に就いている友人が、ひょんなきっかけで俺をヘッドハンティングしてくれる。

 

そんな妄想を考え始めるときりがない。俺の秘密のシンデレラストーリーだ。『サルでも描けるマンガ教室』で言うところの「島耕作」パターンであり「釣りバカ日誌」パターンである。

 

そんな弱っちい俺の耳元で必ずジェイムス・ブラウンの声が聞こえてくる。

 

 ♪ I don't want nobody to give me nothing, open up the door, I'll get it myself. ♬

 

俺は「人には頼らない。ドアさえ開けてくれれば、自分で取る」と訳す。

 

そしてスレスレのところで立ち直る。すぐに清志郎が「転びそ〜っ、持ち直して、あくびしてダンス・ダンス・ダンス・ダンス・ダンス」と歌う。

 

もっとギリギリの時は、『ギミー・シェルター』のミック・ジャガーだ。あんな大勢の人たちの前で、混乱を収集させられず、弱々しい声で「Brothers and Sisters」なんて助けを求めるような煽りしか出来ずに、挙句、目の前で人が殺されてしまったミック・ジャガーのことを考えると、大抵のことは乗り越えられるような気がしてきたものだ。

 

そんな風に転がって来て、気が付くと50の坂を越えていた。もうちっと大御所風になって居られるかと思っていたが、そんなわけにはいかなかった。ちょこちょこと走り回り、子犬が自分の尾っぽを追いかけるようにクルクルと周りながら日をやり過ごしている。

 

でもジェイムス・ブラウン清志郎も、あとやっぱりミック・ジャガーだって、大御所って風じゃなかった。大御所じゃない風の大御所だった。狙うとしたらそのラインだ。

 

間違っても「マイウェイ」は歌わない。