ジグ・ノート

備忘録のような形でつらつらと…

こんな雨の日には…

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ずっと昔に知り合った女の子が松本大洋のエピソードを引き合いに出した時のことを思い出す。『鉄コン筋クリート』に「マーガリンの匂いがする。雨の匂いだ」という台詞を読んで感動したのだと。

 

というのも彼女は常々雨はマーガリンの匂いだな…と思っていて、でも誰にも共感してもらえなくて、別にどうってことはないんだけど、まあちょっとだけ寂しいような思いをしていたのだという。「だからビックリしたの。あたしと同じように思ってる人がいるんだって」

 

ロングテール部分が商売として成り立つのだって、そうそうなかなか独りぼっちになることは出来ないってことの証左かも知れない。

 

何でもいい思いついて『漢魏思想史研究 堀池信夫』を検索してみる。すると…お、中古書として三万五千円の値が付いている。かねてから鈴木いづみの『私小説』が二万五千円という値段であることは知っていた。俺の本棚の隅は、その隅の2冊だけで六万の値を付けている。

 

…なんだかしみったれた方面に話題がズレてしまった。

誰かの何かはどこかで誰かが必要としている、そんな心のチキンスープ的な話になるかと思っていたのに。