ジグ・ノート

備忘録のような形でつらつらと…

Dance, dance, dance!

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初めて外タレのコンサートに行ったのは、キッスの武道館コンサートだ。それは覚えている。しかし、次は?そして次は…となると覚束ない。

 

ボブ・ディランはその最初期に位置するだろうし、ポール・マッカトニーはチケットだけ取ったが(厳密には取ろうとした友人に付き合って徹夜しただけで、俺は取らなかったのだけれど)成田空港で大麻取締法違反で逮捕されて、コンサートはキャンセルされた。

 

ボブ・マーリー、ジェシ・コリン・ヤング、ライ・クーダー、あれこれ思い出してみると尽きない。ミック・ジャガーのソロが先にあって、その後にローリング・ストーンズのコンサートがあったんだ。ミックのソロの時は、ドームの本当に一番後ろの方で、『悪魔を憐れむ歌』のコーラスを「フーッフー!」ってずっと歌っていたら、酸欠状態みたいになったっけ。

 

そんな中で、すごく印象に残っているのは、ライ・クーダーとデビット・リンドリーの二人きりのコンサート。ステージに2人がぽつんと座って、淡々と弾き語る。コンサートの途中でライ・クーダーはトイレに立ったんだよ。

 

あとは、スヌークス・イーグリンってブルースマンがパークタワー・ブルースフェスティバルで来日した時のことだ。フェスティバルだから、幾つかのバンドが次々に演奏して行き、最後に出てきたスヌークスのあの雰囲気は忘れられない。

 

俺は彼のことを何も知らなかった。ブルース好きの友人にそのフェスティバルのことを教わって行っただけだから。ロビーで酒も飲めたりするような雰囲気の中、バンドが入れ替わり立ち替わりするうちに、観客席の混雑の度合いもムラができるようになっていた。それが、スヌークスの登場前には、みんなが戻ってきているという明らかな熱気が感じられた。

 

フジロック・フェスティバルの会場にいる感じの、ソロで来ているらしいブルースファンの女の子、(その存在そのものが素敵だと思うのだけれど)そんな子たちが、彼のギターに合わせて踊り始めたんだ。

 

それだけじゃない。

 

会場はコンサート会場というよりは、イベントスペースにパイプ椅子を並べたという体のものだったのだけれど、彼が一曲歌い終わると、何人かが、もっと踊るスペースが欲しいとばかりに、そのパイプ椅子をどんどん片付け始めたんだ。

 

あっという間に会場のステージ近くはフリースペースになった。そこで、女の子たちが踊っている。周りの観客達も彼女たちがちゃんと踊れるだけのスペースは確保してあげてるんだ。ギターフリークな男たちは、前に詰めて彼がどうやってギターを弾いているのか注視している。誰もがそれぞれの仕方で音楽を楽しんでいた。

 

自然発生的な、本当の祭りのパッションを感じたのだ。

 


Snooks Eaglin with George Porter Jr. - I Just Cried Oh [1/6]