ジグ・ノート

備忘録のような形でつらつらと…

夏が終わらない

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社会復帰という言葉がある。実際に重篤な困難を抱えて社会復帰を求めている方には、甚だ申し訳ない言い方になるが、俺もたかだか20日ばかりの非・日常的な生活によって、それを困難なものとしている。

 

単純にあの日々は筋肉の使用量が日常と違っていた為に、食事の量が変わった。体重の増化などを気にしていたら、追っつかないほどの体力の消費だったのだ。

 

例えば、50メートルほど沖のブイに繋留してあるヨットを岸まで運ぶ。ボートで、出来ればエンジン付きのボートで、運べば良いのだけれどそうはしない。念の為レスキューチューブを抱えて、泳いでヨットまで行く。そして岸まで15フィート程のヨットを泳いで牽引する。

 

何故かというと、その方が面白かったからだ。

 

実利だけを求めたら、仕事と一緒になっちゃうだろ?

 

テントと薪を背負ってキャンプをした。ちょうどその晩に限って雷雨だ。雷雲があまりに近いので、テントを捨てて、ちょうどシャッターが開けっ放しになっていた農協の納屋にシュラフを持ち込んで寝た。これは眠れないかな…と思っていたら、意外とあっという間に朝が来た。背中はコンクリートをそのまま写し取ったように硬くなっていたけれど。

 

そういった筋肉の消費量はなくなったが、食事の量は習慣的にすぐには変わらない。食事をして次の作業に動くのと、ゴロンと横になるのでは違う。非・日常では翌日の仕込みをしたり、なんだかんだと動いていた。ゴロンと横になるとそのまま何もする気が失せてしまう。消費されないカロリーが澱のように溜まっていくのが分かる。

 

正直、まだボンヤリしている。まだ夏の日々の残滓の中にいる。少しずつ無理をするような形で身体を動きを日常モードにチューニングしていこうと思う。しかし朝晩は秋の風が吹くといっても、今もひょっこり積乱雲が顔を出すように、まだ俺の脳裏に「夏」が顔を出す。

 

実はこの振れ幅が楽しいのだ。