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ジグ・ノート

備忘録のような形でつらつらと…

モレスキン

雑感

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モレスキンの手帳とペンを手に入れた。

 

友人が使っているのを目にして、いつかどこかで見た映画で、例えばヘミングウェイがアイディアをひらめいた時にすぐ、その大きな体を丸めて、小さなノートに小さな字を書き留めるようなシーンが思い浮かんだのだ。そこは或いはモンマルトル、喧騒の中、すぐに自分の世界に入り込むアイテムのようなものだ。

 

実際使い始めてみると、とても使いやすい。革の手触りは落ち着くし、大きさは簡便に取り出せる。ペンがノートに装着できる感じもしっくりくる。いつでもどこへでも持って歩いて、実務的なこと「以外」の全てを書き留めておきたいという気持ちにさせてくれる。

 

Moleskine Pocket Squared Notebook Classic

Moleskine Pocket Squared Notebook Classic

 

但し、だ。誰かの講演を聞いている時に、その内容をメモする。そんな時には良いのだけれど、例えば電車の中などで、ふと思いついたフレーズを書き留めるなんて言う時には、ちょっとだけ周囲の視線が気になる。「何をおもむろにこの人は書き始めてるの?」って、勿論、誰も俺のことなどは気にしていないはずなのに、何故か気になる。

 

今、こう書きながら思いついた意識操作は「俺は探偵」という思い込みだ。チャールズ・M・シェルツの『ピーナッツ』で、犬小屋の上に登ったスヌーピーがその夢想の初めに「荒くれ者の海賊が奪い取った宝を前に宴を開いているところ」とか「第一次世界大戦の英雄が凱旋帰国する」とか、自分でシチュエーションを呟くシーンがある。その体で「探偵が手掛かりを見つけてノートに書き留めている」と呟いてモレスキンを広げるのだ。

 

言葉探偵ジグ、手掛かりは空中とか、足元とかに転がっている。俺はそれを拾い上げるだけだ。そんなC調も思い浮かんだ。