ジグ・ノート

備忘録のような形でつらつらと…

静かな湖畔の

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学生時代、正確に言うと中学校1年から大学生になるまで、夏は毎年高原の湖を訪れた。

 

朝は小鳥の声がして、清澄な空気が湖水を渡ってくる。セミの声がうるさく、湖面は緑に包まれる。

 

中高生の頃は、そこでヨットやボートに乗り、水泳をする為、そして集まってギターを弾いて歌を唄う為に訪れた。ひと夏だ。大学生になると、同じ場所で中高生と一緒にヨットやボートに乗り、湖で泳いだ。初めてギターに触れるっていう中学生と「5弦と4弦と6弦だけ、順番に弾いてよ、俺がソロ入れていくから」とブルースで遊んだ。

 

このブログで「友人」として紹介した人たちの大部分は、その場所で出会った人たちだ。

 

色々な人たちが居た。そして大学卒業後、その色々さ加減に見合った色々な職業に就いている。住んでいる所も日本各地に留まらず、ヨーロッパからアメリカまで世界中に散らばっている。

 

俺に誇れるものがあるとしたら、彼らの知己を得たという幸運だけだ。

 

そこでの経験をなんとか文章にしようと思うのだけれど、上手くいった例がない。余りに俺という人間の基盤に深く入り込んでいる体験なので、言葉として対象化できないのじゃないかと思っている。

 

でも、なんとか言葉にしたい。あの鳥の声や、朝の空気や、ヒグラシの鳴く夕暮れの風を取り戻すことが出来ないだろうかと思うのだ。同世代、異世代の仲間とクスクス笑いながら暮らした日々のことを。

 

ささやかに学習したことがある。ごく当たり前のことだ。大きなもの、深いもの、分厚いものも、全て微細なものの集積なのだ。だから、ヒントはジグゾーパズルだ。根気強く小さいものを積み上げていこう。