ジグ・ノート

備忘録のような形でつらつらと…

もう何年も

この辺に住んでいて、毎年この季節になると綺麗な白い花が咲く。

 

ひとつひとつはとても小さくて、その小さな花が密集しているわけではないし、かと言って点在しているわけでもない。その花と花の間隔もほどよい。群れ具合もほどよい。そして花と花との間を埋める葉の緑の密集具合が、背景を隠して鬱蒼と垂れている。

 

とても綺麗な花が素敵なのは勿論だけれど、とてもいい香りなのだ。清澄で馥郁としている。その底に媚びるような甘さがある。

 

ずっと花の名前が分からなかった。今年ふと思いついてその花をFacebookに投稿したらあっさりと「ジャスミンじゃない?」って事も無げに教えてくれる友人がいて、判明した。

 

西行法師に倣って言うなら、俺はきっとこの季節に死のうと思う。この花の香りに包まれていたい。娘に「茉莉」って名付けた森鴎外も、きっとこの花が好きだったんだろうな。「茉莉」ってジャスミンだよね?

 

 

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