ジグ・ノート

備忘録のような形でつらつらと…

漢文法基礎

こういう書名の本があることすら知らなかった。

 

ずっと絶版で、古本では高値を呼んでいたことも知らなかった。

 

それが講談社学術文庫で復刊されたことも知らなかった。

 

もっと早く知っていたら、ひょっとして俺の人生は変わっていたのかもしれない。

 

そんなことまで考えてしまうような本だ。

 

漢文はもうすぐ無くなるかもしれないものだ。大学入試はセンター入試ぐらいしか必要とされない。必要とされないから授業で教わることもない。やがて失われて行く文化なのかも知れない。

 

でも、映画『の・ようなもの』で、若手落語家の主人公が言っていたように、落語が終わる時っていのは、日本が終わる時であるように、漢文という文化がなくなる時というのは日本がなくなる時なのかもしれない。

 

この本を読んでいてとにかく思うのは、漢文とは古文の助詞・助動詞の問題なのだということ。文法構造的に英語と同じと理解してはいけないと言いながら、随所に英文法を援用しての説明があるのは、ま、仕方がないものだ。

 

あぁ、少なくともこうやって構造的に漢文を教わることができていたら、という甘えでなく、こうやって構造的に漢文を学ぶことができたら。

 

筒井康隆の小説に音大に入りたかったヤクザってのが出てきたっけ。そんな感じで。