ジグ・ノート

備忘録のような形でつらつらと…

石を置く

教員をしている友人が「できるだけ指示は出さない」って言っていた。

「俺が指示を出すと、その指示に従うだけのやつになってしまうから」って。

 

俺は彼の言葉を必要としている。だから彼に誘われるとどうしたって飲みに行く。彼と知り合ったのは、学生時代じゃない。仕事関係で知り合って、仕事を越えてプライベートに飲むようになった。組織って枠の中で動いている俺にとって、稀有なことだ。

 

俺は彼を信頼している。「同じ汗のニオイをしてる」って表現が、昔『モーニング』に連載されていた「ドトウの笹口組」にあった。そんな感じだ。

 

懐かしいね。

 

「じゃあ、自分の気持をどうやって伝えるの?。こんなふうに行動してほしい、みたいなことってあるんじゃない?」って聞くと「石を置くんだ」って言った。

 

「それがどういう形でどういう大きさのものか分からない。ただ俺の言葉を石にして、彼らの心のなかに置いてみる。そんな気持ちで話す」

 

そう言って、その居酒屋で一番度数の高い八丈島の焼酎をぺろりと舐める。「青」なんとか。

 

「だって言葉って薬じゃないから、それがどんな風に相手に働くかなんて分からないじゃないか」

 

そんな感じだった。

 

「彼らに伝えるのは情報だけ。それが俺の気持ちであっても、それはひとつの情報だろ。どう判断するかは彼ら次第。企業ではそうも行かないんだろうけど、俺たちは即効性を期待しているわけじゃないからね」

 

そして「俺はね」と付け加えた。

 

俺は「ふーん」と思って聞きながら、カシラを串からかじった。

 

先月の29日からブログを書いて今日で23日経った。誰も読んでくれなくても、書き続けようと思って始めた。

 

読んだよって☆を付けてくれた人がいた。

読者って登録してくれた人もいた。

それがどんなに嬉しいか。付けてもらってはじめて分かった。

 

俺も石になるような言葉を置くことができると良いな。

望むらくは魅力的な形をした石。

 

そんなことを考えながらハツ刺しを食べ、酎ハイを飲み、煮込みを食らった日のことを思い出す。

 

 

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