ジグ・ノート

備忘録のような形でつらつらと…

雑感

ファイト・クラブ

Fight Club 1999 HD 30 Second Promo Trailer 1 友人がずっと昔に「俺のいちばん好きな映画はこれだ」と教えてくれて、それ以後、ずっと気になっていた。気になっていて、見たことだってある。その時は、どうにも意味が分からなくて、途中で見るのをやめてし…

三島由紀夫の全集が欲しい

残りの人生を、この文章を読むことに費やすっていうのは、どうかな。いや、なんていうのかな、自分とは無縁だと思っていた人と知り合って、知り合ったらとっても面白い人だということが分かって。 折角だから、もっと徹底的に知り合いたいって思っている。今…

『豊饒の海』三島由紀夫を読んでいる

随分昔に読んだ三島由紀夫の遺作を読み返している。もう30年ぶりくらいに読み直して、驚いてる。こんなに面白かったんだという感じだ。 幼い頃に打ちのめされたその文章のペダンティックな側面にはもうやられない。それくらいには俺は年老いている。言うま…

夏の終わり 秋の始まり

季節が替わることを身体で感じることがある。9月になって全身に蕁麻疹が出た。ものもらいが出来て、発熱した。 「体調の変化で出ることがありますよ」と医者が言った。 変化したのは体調なのか。「男の更年期」なんて言葉が思い浮かんだ。そこに至ってまだ…

シン・ゴジラ

『シン・ゴジラ』予告 俺にしては珍しいことが2つ。俺の話などどうでも良いのだということは、充分承知している。しかし、なのだ。凡百の俺の中のひとりである俺が、公開すぐに映画を見たのは、そして見終わって、興奮しながら、憑かれたように映画のパンフ…

カラスが啼く

ノドの奥から絞り出すような声で「朝にカラスの鳴く時は夜に必ず人が死ぬ」と歌ったのは三上寛で、彼の歌を明治の学祭で聞いたことがある。その歌詞の後には、臆面もなく次のように続ける。 今日もどこかの六十ジジイが 生娘抱いて腹上死 このままだったら、…

ジャック・ダニエル or Jack Daniel's

友人のアメリカ人は、日本に住んで長い。だから「マクドナルド」って母音をはっきり発音して、「日本語」で言うことができる。「すごいな」ってみんなで褒める。英語を日本語で言うって難しいよねって。 その彼が挑戦的な顔をして「じゃあ、英語で言ってご覧…

ホープ軒のラーメン

最初は誰に教わったのか覚えてはいない。もうずっと昔のことだ。食レポとか、食べログとか、そんな言葉の気配さえない頃、せいぜい高校の近くではどこのラーメン屋が美味いとか、どこに行けばこっそりタバコが吸えるかとか、そんなことが口伝えで広まって行…

それからの『豊穣の海』

結局、図書館で借りて『豊穣の海』は「春の雪」を読み始めた。読み始めてまだ数十ページだけれど、ここまでの感想を述べる。 白状すると、俺は三島由紀夫の小説はあまり読んだことがない。『小説家の休暇』を始めとして、その評論は随分と読んで、感銘を受け…

あと何回

日差しが夏のものになってきた。あと何回夏を迎えることができるのだろう…と書いて、その後に、「大英帝国は」とか、「EUは」とか、「この国は」とか、とにかくなんでも大言壮語な名詞を付せば、なにやら批評的なことを言ったような気になることが分かった。…

バベットの晩餐会

『バベットの晩餐会 デジタル・リマスター版』予告 随分昔にこの予告編を見たような覚えがある。いわゆる「名画」との評判に、おそらくは当時は偏屈な時期だったのだろう、そのまま見送った。 いきつけの名画座ジャック&ベティで公開しているというので見に…

夏が来る

夏が来る。今年も梅雨に入り、そしてそれが開けると夏になる。 単車に乗って夜の軽井沢を走り抜けた夏だ。波止場で咥えたタバコを海に吐き捨てた夏だ。 あの海の向こうまで行こうとして果たせなかった夏、俺はあと何回こうやって夏を見送るのだろう。 夏と海…

緑の中で過ごす

「自然を守る」という言葉に違和感を覚えるのは、森のなかで生活をする時だ。年に何回か仕事がらみや、自分の趣向に従って森の緑に囲まれて生活をすることがある。 森の…あるいは木々のパワーは圧倒的だ。よく遠足やハイキングなどの時、「長袖・長ズボンの…

あの頃の微熱

高校時代。 埃っぽい風に吹かれて登下校した。下校時にたまさか女の子と並んで歩くことがあって、そんな時、いやな気配にふと振り返ると、『不思議の国のアリス』はチェシャ猫の笑いを顔に張り付かせた友人たちが、自転車にまたがってチリンチリンと、ベルを…

酒呑み

小さい頃から酒を呑んできた。初めて呑んだのは、否、酔ったのは、小学校を卒業して中学に進学する時の春休みだ。親父が作りおいていた梅酒をリポビタンDの空き瓶に入れて、自分の勉強部屋に持ち込んで呑んだ。留守番をしていた時であったとは言っても、リビ…

技術的特異点(シンギュラリティー)

俺の理解だが、機械が、それ自身で自らを良くするようになった時のことを技術的特異点というのではないか。コンピュータが、自身の判断でもっと良くなるためにはどうすれば良いのかという工夫をし始めること。そのコンピュータを搭載したあらゆる機械も同様…

変化すること

変わるっていうことが良い。一枚岩、盤石、完全な連帯…とかではなくて、分裂、乖離、解消、消滅の不安を抱えながら、その不安を超克しようとして、その集団なり、個人なりが、自分の中にある何かを変化させる。 変化させることで、最初にあった分裂や葛藤の…

クノップフ

以前書いたディランとバエズの距離で思い出したのが、このクノップフの絵だ。これもずいぶんと以前の話になるが、この絵について、この豹だか貂だかに人面がついた生物は、雌雄同体なのだと聞いたことがある。実は、彼は(彼女は)男が女を求めるようには、…

夏五月

ある時、それはまだ俺が池袋の下宿でぼやぼやしていた頃の話だ。当時付き合っていた人は、歴史の勉強をしている大学生で、ちょっとエキセントリックな言動が可愛い、腰の細い女の子だった。 ある時、俺の6畳一間、風呂なし、トイレ共同の部屋の、薄っぺらい…

Tame Impara

同僚に誘われてTame Imparaというバンドのコンサートに行った。俺にとって全然知らないバンドだった。聞けばオーストラリアのパース出身のバンドだと言う。そして、サイケデリック・ロックのテイストを、現代風にした感じだと言う。 「コンサートの色彩効果…

真崎・守

少年時代に出会って、その後の俺のメンタリティに大きな影響を与えた作家のひとりに、真崎・守がいる。 最初に読んだのはおそらく『ジロがゆく』だったろうと思う。いや、『はみ出し野郎の伝説』だったろうか。とにかく、小学館の漫画文庫に収められていたそ…

現場主義

内線一本で済ませることが出来る場合でも、いつだって俺はその人の前に言って話をしたい。自分に自信がないっていうのが大きいのだろうとは思うが、その方が……口幅ったい言い方になるが、「誠意がある」ような気がする。 そこで顔を見る。顔を見せる。そして…

とほくまでゆくんだ

前にも触れたことがあるが、吉本ばななの父、吉本隆明の『涙が涸れる』を読んで、訳の分からない内なる衝動に駆られる最後の世代を自認する俺だ。 ふと思い出すと、その折に触れて「とほくまでゆくんだ」と書きつけてみたくなる。 どこに? そこここにだ。地…

くずきり

今日、「くずきり」というものを初めて食べた。 6月の川の流れを食べているような不思議な食べ物だった。

Toeic 900点を越えた(微妙に)

取り敢えず、ここで一度TOEICから離れ、英検1級へスライドする方向で考えている。 特別なことはしなかった。リーディングについては、直前に公式の問題集を解いた。 うん、これは純粋な自慢だ。但し、このスコアと英語力がリンクしていないことは、重々承知…

想像力

隙間から見える海の広さは、水平線上から臨む海よりも広いはずだ。

爆風スランプ うわさに、なりたい

うわさに、なりたい(爆風スランプ) うわさに、なりたい うわさに、なりたい と繰り返すこの歌と カップヌードル「OBAKA's大学に春が来た! 篇」 60秒 / ビートたけし・小林幸子・ムツゴロウ・矢口真里・新垣隆 最近話題のこのコマーシャルは、俺の中で対に…

Long Slow Distance ー水泳ー

実は『水泳教室』に通い始めて半年ほど経った。ゆっくり長い距離を泳ぐ練習だ。40代〜50代の男女4〜5人が、週に1回1時間泳ぐ。 コーチは、我々の先入観を崩す。「クロールは手を前に出してると思うでしょ?違うんです。こっちに出す」と両手をバンザ…

ローリング・ストーンズ キューバ公演

Rolling Stones rock Havana in first Cuba concert 資本主義国家から社会主義国家へ親善大使として赴くに、これ以上象徴的なバンドはないと言える。にしてもだ、ミック・ジャガーとキース・リチャーズは72歳、チャーリー・ワッツは74歳だぜ。 また、人…

ヒロトのハーモニカ

甲本ヒロト&タモリ 夢のセッション 俺は五十歳の坂を登っている。その俺と、二十歳になりたての少年が、甲本ヒロトのハーモニカの魅力(勿論、ブルース・ハープと呼んでも良いのだけれど、彼の場合、「ハーモニカ」と表記するほうが似つかわしいように思え…