ジグ・ノート

備忘録のような形でつらつらと…

モレスキン

モレスキンの手帳とペンを手に入れた。 友人が使っているのを目にして、いつかどこかで見た映画で、例えばヘミングウェイがアイディアをひらめいた時にすぐ、その大きな体を丸めて、小さなノートに小さな字を書き留めるようなシーンが思い浮かんだのだ。そ…

残酷な天使のテーゼ

非日常の中に長い間、居たものだからまだ脳髄の中心がぼんやりとしている。ぼんやりとすることを自分に許しているということかも知れない。 汗をかいたら目の前の湖に飛び込み汗を流す。そんな日々だった。代わりと言っては何だが、風呂には入っていなかっ…

夏が終わる

残暑が厳しいと言うけれど、俺には分かる。夏は終わっている。朝晩の風の涼しさや、雲の様子にはっきりし現れている。 この夏、殆ど家を空けて、湖を泳ぎ、ボートを漕ぎ、山に登り、飯を食い、笑った。また沢山の人々と言葉を交わし、その中の幾つかはこれ…

毎日

毎日更新を心がけてやってきた。 明日から20日程、ネット環境のおぼつかない場所に出かける。このブログはひとまず1週間程留守にする。 忘れられた頃に、満を持して、くだらないブログを更新する。そのスタンスで行く。 もちろん、それは予定で、そういっ…

北山耕平の青空

『宝島』の編集長だった北山耕平が『抱きしめたい』という本の中で、江ノ電に乗って七里ヶ浜辺りで海に出る場面を描写していた。その本を見つけるために部屋を探せば良いのだけれど面倒くさい。何よりも俺の中に残った描写を思い出す方が面白いと思うのでそ…

でも、なんとかなる

ロンドンオリンピックを見ていて思い出したことがある。 昔、イギリスへ仕事で行った時の話だ。一緒に行った同僚との確認が上手くいかなくてロクでもないことになった。 今でこそ郵便局などでも両替が出来る時代になったけれど、当時はごく限られた銀行でし…

ボウズ

最近だれそれと結婚したなんとかいうグループの人の話ではない。 高校の頃、髪は伸ばすことが解放の証だった。コンサバティブな連中は短髪を旨とする「高校生らしい」髪型をしていた。『赤頭巾ちゃんご用心』という、これは庄司薫ではなく、レイジーという…

走れ!熱いなら。

40歳になるまで免許を持っていなかった。生まれついてのへそ曲がりという所もある。主流派の逆へ逆へと行こうとする。 ずっと都内で暮らしていたし、親も車に乗るような必要性も財力もなかったから、車には無縁で暮らしてきた。 就職して郊外の町で暮らし…

焚き火の仕合せ

趣味の欄に渡哲也は「焚き火」と書くと聞いて、羨ましいなぁと思った。それは「焚き火」の楽しさはもとより、「趣味:焚き火」と書くそのアイディアを得たことそのものが羨ましかったのだ。 今時ならBBQと書くのかも知れないが、俺がしたいことは「焼肉」で…

停電@マルタ島

マルタ島では、自炊できる寮の5階にアメリカ人とふたりで2週間暮らしていた。マルタのエレベーターは、イギリス風に「1F」ではなくて「G」、2階が「1」となっている表示だ。 同宿の彼は日本語検定2級なので、意思の疎通は問題ない。俺はちょっと物足…

海(シンパ)

海岸から海を眺めていると、自分はもうその先何処へもいけないような気がして落ち着かなくなる。海は訪れる所だ。 そんな風に海に負けそうになった時には、いっそ身を委ねてしまえば良い。海と俺との距離をなくすように浮いてしまう。 海に浮かんで、俺は解…

海(アンチ)

生まれ育った町が東京の下町、0メートル地帯と呼ばれる所だった。水の流れを感じるためには、堤防に登り、文字通り屋根の高さを流れる川を眺めていれば良かった。 早起きをして、家を抜け出ては、息を吐くように白い蒸気を吐き出す製麺所の前を抜けて、堤防…

Malta Island

マルタ島に行ったのは、夏の暑い盛りだった。ひーひー言いながら、中心的な歓楽街、パーチャビルを歩いていたのを思い出す。7月~8月はあまりお勧めしない。お勧めしないが、もう一度行っても良いと言われたら、それが8月でも行きたいと思っている。 何…