ジグ・ノート

備忘録のような形でつらつらと…

嵇康集校注

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長い間、欲しいと思っていた。1962年に出版されたまま、そのまま絶版になってしまった本だ。

ずっと追い求めていたわけではないが、折に触れて、また手にとってみたいと思っていた。

ネットを逍遥するうちに、久しぶりに東方書店という、中華書籍を扱う書店のホームページに立ち寄った。そこで、まったく無意識のうちに、数十年前しきりに検索していた件名の書名を入力していた。

すると去年の2月に、新版が出版されていたことが分かった。

注文した。多分、残りの人生を掛けても読み切ることは出来ないだろう。でも、手に入れられることが嬉しい。

とても嬉しい。

正月休み

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この正月は10日ほどまとまって休むことができた。空腹感を感じる暇がないほど、ダラダラと食べ続け飲み続け、過去最高記録の体重を弾き出した。

そんな時があっても良い。

そして去年閉店の通知があった馴染みのジャズバーの店主から、「場所を替えてまた始めました」という年賀状が届いた。

悪くない。悪くない幕開けだ。

ロアルド・ダールのボックスセット

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シドニーで知り合った小学校1年生の部屋にあった。日本に帰って来て早速買い込んで読んでいる。

これがとても面白いのだが、語学の世界の奥深さを感じる。この語彙が小学1年生なんだと思うと暗澹となる。

端から順に読んでいる。半分、読んだ。そう考えるとヘミングウェイまではまだまだ遠い。

ファイト・クラブ

Fight Club 1999 HD 30 Second Promo Trailer 1

 

友人がずっと昔に「俺のいちばん好きな映画はこれだ」と教えてくれて、それ以後、ずっと気になっていた。気になっていて、見たことだってある。その時は、どうにも意味が分からなくて、途中で見るのをやめてしまった。

 

いつまで見ていてもファイト・クラブのような場面にはならないし、変な女が出てきて、不思議な会話を繰り返すだけだった。迷路のような場所に迷い込んで、迷路のような会話が繰り返される悪夢のような展開が不快だった。

 

今日、大晦日のどさくさに紛れて見てみた。言わずもがなの傑作じゃないか。以前見た時のあの印象はなんだったんだろう。

 

あの時は確かに、相当酔っ払っていた。そんな状態で、TSUTAYAでDVDをレンタルして見たのだった。ひょっとして、間違った映画のDVDを借りたのかも知れないと思った。でも確かにブラッド・ピットエドワード・ノートンも出ていたように思う。

 

まぁ、酔って見る映画じゃなかったということは間違いないし、悪い飲み助の俺が酩酊状態にある時は、多分、この映画のリアルと重なる精神状態なのだろうとも思う。

 

あぁ、あの時、既に俺は『ファイト・クラブ』の世界に入り込んでしまっていたのかも知れない。

 

莊子斉物論編に曰く「昔者荘周夢に胡蝶と為る。栩栩然として胡蝶なり。自ら喩しみて志に適えるかな。周たるを知らざるなり。 俄然として覚むれば、則ち蘧々然として周なり。知らず、周の夢に胡蝶と為れるか、胡蝶の夢に周と為れるかを」ということだ。

三島由紀夫の全集が欲しい

決定版 三島由紀夫全集〈1〉長編小説(1)

 

 

 

残りの人生を、この文章を読むことに費やすっていうのは、どうかな。いや、なんていうのかな、自分とは無縁だと思っていた人と知り合って、知り合ったらとっても面白い人だということが分かって。

 

折角だから、もっと徹底的に知り合いたいって思っている。今は、そんな状態。

 

もう、この人については、実は多くの人が多くの言葉を持って、同じような思いを述べてるんだろうけどさ。

 

誰か、俺にこの全集を44巻揃いで、ポイっとプレゼントしてくれないものか。この全集と、フェンダーテレキャスター(USA)と、座卓と座椅子。あ、あと、新しいMacBook

 

 

『豊饒の海』三島由紀夫を読んでいる

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随分昔に読んだ三島由紀夫の遺作を読み返している。もう30年ぶりくらいに読み直して、驚いてる。こんなに面白かったんだ💦という感じだ。

 

幼い頃に打ちのめされたその文章のペダンティックな側面にはもうやられない。それくらいには俺は年老いている。言うまでもない、作家の最後の年よりも、今の俺は年老いている。だから、僭越ながらその言辞に幻惑されるよりは、初読の時には気付かなかった展開などに魅了されている。

 

そうやって魅了されるまでに俺は成熟したのだと祝いでいるのだ。だから毎日が楽しくて仕方がない。ああ、こうなると残りの人生を『決定版 三島由紀夫全集』を読んで過ごしていきたくなる俺だ。

 

全44巻、月に1冊読んだとして、2年は耽溺できるわけだ。もう一度、言おう。この世は面白いもので充ちている。